本日の通読箇所「創世記20:17~18」
アブラハムが神に祈ると、神はアビメレクとその妻、および侍女たちをいやされたので、再び子供を産むことができるようになった。
(創世記20章17節)
昨日の箇所で、アビメレク王がアブラハムに過剰ともいえる贈り物などをした理由は、「アブラハムに祈って欲しいから」でした。神さまは7節で、「彼は預言者だから、あなたのために祈り、命を救ってくれるだろう」と伝えていました。
神さまはすでに、アビメレクと妻、および侍女たちに災いをもたらせていました。その災いとは、彼女たちの胎をすべて堅く閉ざすということです。それはアビメレク家に、子孫が与えられないということを意味しました。
子が与えられるというのは、神さまの祝福と考えられていました。逆に与えられないのは、神さまによる罰だとされていました。人間の出生はすべて、神さまがコントロールしているという思想が、ここにはあらわされています。