日ごとの聖書(4月24日)

本日の通読箇所「創世記29:9~14」

ヤコブはやがて、ラケルに、自分が彼女の父の甥に当たり、リベカの息子であることを打ち明けた。ラケルは走って行って、父に知らせた。

(創世記29章12節)

しばらくすると、ラバンの娘ラケルが羊を連れてやってきました。新共同訳では「彼女も羊を飼っていたからである」と訳されていましたが、新しい聖書では「彼女は羊の世話をしていた」と変わりました。羊はあくまでラバンの持ち物ですので、その方が正しいでしょう。

ヤコブは井戸の口から石を動かし、彼女が連れていた羊たちに水を飲ませます。ここまでは理解できますが、そのあとヤコブはラケルに口づけし、声を上げて泣きます。突然知らない男性が口づけしてきて泣きだしたら、パニックになりそうです。

社会的な習慣の違いも当然あるでしょう。ラケルが急いで父ラバンに知らせに行くと、ラバンは走って迎えに来ました。そしてヤコブを自宅へ招き入れます。血縁の強いつながりが感じられます。