日ごとの聖書(10月 19日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書1:29~34」

その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。」

(ヨハネによる福音書1章29節)

奈良基督教会の洗礼盤の側面には、十字架の旗を背負った小羊の姿が彫られています。洗礼のシンボルというと「鳩」を思い浮かべるかもしれませんが、「神の小羊」であるイエス様の姿も忘れずにいたいと思います。

洗礼者ヨハネは、イエス様のことを知りませんでした。今日の箇所にも二度、「わたしはこの方を知らなかった」と書かれています。しかし「わたし(洗礼者ヨハネ)をお遣わしになった方」が言われた通り、霊がイエス様の上にとどまり、ヨハネはすべてを知ったのです。

彼は「この方こそ神の子である」と証しします。この「証し」こそが、信仰の出発点です。わたしたちも、イエス様と出会い、イエス様を「この方こそ神の子である」と証しする者となりましょう。