日ごとの聖書(10月30日)

本日の通読箇所「出エジプト記26:31~35」

その垂れ幕は留め金の下に掛け、その垂れ幕の奥に掟の箱を置く。この垂れ幕はあなたたちに対して聖所と至聖所とを分けるものとなる。

(出エジプト記26章33節)

奈良基督教会の現在の礼拝堂は、1930年に建てられました。外観は和風ですが、キリスト教の建築様式が至る所に見られます。会衆席から1段(3つの階段)上がった所に聖所、さらに1段(3つの階段)上がった所に至聖所が作られています。

聖所と至聖所の間には、手すりがあります。これはコミュニオンレールといって、聖公会ではそこで会衆が陪餐に与っていました。ただし現在は階段が多いので、会衆席の前方で立ったまま陪餐に与ることが多くなっていますが。

正教会ではそこには幕が張られ、中で何をしているのかが分からなくなっています。その幕が、今日の箇所にある「垂れ幕」です。この垂れ幕は、イエス様が十字架上で息を引き取られたとき、上から下まで真っ二つに裂けました。