本日の通読箇所「出エジプト記39:8~21」
次に、金、青、紫、緋色の毛糸、および亜麻のより糸を使って、エフォドと同じように、意匠家の描いた模様の胸当てを織った。
(出エジプト記39章8節)
インターネットで「アロン 祭服」と調べると、この聖書の記述を再現した画像が見つかります。12種類の宝石がはめ込まれた胸当ては、大きさが1ゼレト(約22.5cm)の正方形です。
大河ドラマなどで戦う人が付けている胸当ては、敵の攻撃を防御するためのものです。しかしここに出てくる胸当ては、防御が目的ではないようです。イスラエル民族を胸に刻むことが大切なのでしょう。
イスラエル12部族を意味する12の宝石の重みは、それぞれの部族に属する人たちの重みです。アロンやその任を受け継ぐ人たちは、すべての人の思いを受け取りながら、様々な祭儀に臨んでいったのです。