日ごとの聖書(5月 25日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書10:1~12」

イエスは言われた。「あなたたちの心が頑固なので、このような掟をモーセは書いたのだ。」

(マルコによる福音書10章5節)

「教会は離婚した人を受け入れてくれるのでしょうか?」、そのように聞かれることがあります。わたしたちは「律法」や「過去の実例」に基づき、判断しようとします。しかしそこに大切なものが抜け落ちていたならば、神さまのみ心とは違ったものになってしまいます。

モーセが離縁状を書くように言ったのは、家を追い出された女性に必要だったからでした。離縁状がなければ、女性は新しい家庭を持つことが出来ませんでした。離縁状なしにそのようなことをしてしまうと、女性は姦淫の罪を犯したことになるからです。

わたしたちに必要なことは、頭から離婚を禁止することでも、無差別に離婚を推奨することでもありません。今、痛みを受け、苦しんでいる人の心に寄り添い、いやしを祈ることなのです。イエス様もきっと、そうなさいます。