本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙10:1~4」
兄弟たち、わたしは彼らが救われることを心から願い、彼らのために神に祈っています。
(ローマの信徒への手紙10章1節)
福音書に出てくるファリサイ派の人たちは、イエス様に対抗する「悪役」として描かれることが多いです。しかし彼らは熱心に神さまを求め、熱心に自分の義を建てようとしていた真面目な人たちでした。
ただその根底が間違っているのだとパウロは指摘します。正しい知識に基づいていないから、彼らがいくら熱心であったとしてもダメだというのです。それでは正しい知識とは何なのでしょうか。
イエス様は罪人や徴税人、娼婦や異邦人といった、人々から排除されていた人と一緒に食事をしました。「すべての人を救いに導きたい」、それが神さまの思いであり、すべての根っこにあるものです。それを見誤ってはいけないのです。