日ごとの聖書(7月18日)

本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙9:30~33」

なぜですか。イスラエルは、信仰によってではなく、行いによって達せられるかのように、考えたからです。彼らはつまずきの石につまずいたのです。

(ローマの信徒への手紙9章32節)

マルコ福音書6章1~6節には、安息日に教えるイエス様に対して「この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか」と驚くナザレの人々の姿が描かれます。

そしてその「思い込み」によって、ナザレの人々はつまずいたとあります。自分が信じている方向とは違う道を示されるとき、人はつまずくのです。そもそもユダヤの人たちは、自分の力だけで義に達することができると信じていました。

それは実は、幻想だったのです。信仰によらないでは、わたしたちは誰一人として神さまの前で義でありえない。しかし今も多くの教会やクリスチャンは、その幻想を追い続けているようにも思えます。