本日の通読箇所「使徒言行録13:26~35」
兄弟たち、アブラハムの子孫の方々、ならびにあなたがたの中にいて神を畏れる人たち、この救いの言葉はわたしたちに送られました。
(使徒言行録13章26節)
パウロは人々に語り続けます。アブラハムの子孫とはユダヤ人のことでしょう。そして「あなたがたの中にいて神を畏れる人たち」とは異邦人のことです。彼らは一緒になって、パウロの言葉に耳を傾けていました。
パウロが語ったのは、「イエス様の十字架と復活」です。すべての説教は、ここに行きつくといっても過言ではありません。ただここでは、イエス様は何のために十字架につけられたのか、どうして復活したのかまでは詳しく語られていません。
聖書(旧約聖書)の言葉を引用しながら語ることによって、神さまの救いの計画の継続性をパウロは伝えます。ペトロやステファノが語った説教もそうでした。キリスト教の礼拝で旧約聖書が読まれるのには、大きな意味があるのです。