日ごとの聖書(4月4日)

本日の通読箇所「使徒言行録18:12~17」

「この男は、律法に違反するようなしかたで神をあがめるようにと、人々を唆しております」と言った。

(使徒言行録18章13節)

ユダヤ人には、アイデンティティがありました。彼らはさまざまな地域に住むことになっても、ユダヤ人として生きていくことを大切にしていました。そのしるしとなるのが、割礼と律法です。

しかしパウロは、異邦人に対して福音を伝えるときに、割礼は必要ないと説きました。それがユダヤ人の言う、「律法に違反するようなしかた」に当たったのでしょう。彼らはそれがどうしても許せなかったのです。

彼らはパウロを、ローマの総督に訴えます。おかしな話です。パウロが神さまの命令に背いているのであれば、神さまに訴えるべきでしょう。同じように教会で「おかしいな」と思うことがあっても、神さまに問いかけるべきだと思います。