本日の通読箇所「出エジプト記33:1~6」
民はこの悪い知らせを聞いて嘆き悲しみ、一人も飾りを身に着けなかった。
(出エジプト記33章4節)
金の子牛の事件は、尾を引きます。神さまは「約束の地」に行くように促すとともに、「わたしはあなたの間にいて一緒に上ることはない」と明言されました。民の間から離れるということです。
昼は雲の柱、夜は火の柱として民を導いてきた神さまですが、「一緒にいるといつあなたがたを滅ぼしてしまうかわからない」というのがその理由です。お互いケンカが絶えないので、ちょっと距離を取りましょうという感じでしょうか。
人々は自分たちの行動が原因とはいえ、この神さまの判断にはショックを覚えていたことでしょう。これが何を意味するのかはわかりませんが、彼らは身に着けていた飾りを外しました。しかしもしかしたら、すぐに怒る神さまが離れてくれて、ホッとした人もいるかも。