日ごとの聖書(6月21日)

本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙3:27~31」

実に、神は唯一だからです。この神は、割礼のある者を信仰のゆえに義とし、割礼のない者をも信仰によって義としてくださるのです。

(ローマの信徒への手紙3章30節)

パウロはここではっきりと、「人が義とされるのは律法の行いによるのではなく、信仰によると考える」と語ります。この言葉は自らがユダヤ人ファリサイ派として律法を順守してきたからこそ、言えるものなのでしょう。

その大転換のもととなったのが、イエス様の十字架です。旧約の時代、人々は自分の罪を償うために、良い行いを続けなければなりませんでした。しかしそれは人間には不可能であったため、神さまはわたしたちの罪を贖うためにイエス様を遣わされました。

そしてイエス様の十字架は、ユダヤ人だけでなくすべての人たちを神さまの元に導く架け橋となったのです。唯一である神さまは、だれか特定の人だけの方ではありません。信仰によって、すべての人は救われるのです。