本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一11:7~16」
いずれにせよ、主においては、男なしに女はなく、女なしに男はありません。
(コリントの信徒への手紙一11章11節)
当時の社会の中では女性は弱い存在とされ、男性によって守られるべきものだと考えられていました。そこで女性は男性から力をいただいているしるしとして、かぶりものをしていたそうです。
コリントのある人たちは、「そんなことしなくても神さまが守ってくれる」と考え、女性がかぶりものをするのをやめさせました。しかしそのことによって混乱が生じたため、パウロは女性にかぶりものをするように命じます。
その理由を知ると、とても滑稽なことをしているように感じます。しかし「何かが変わっていく」過程で、信仰の弱い人がつまずいてしまわないように、コリントの人たちに配慮するようにとパウロは求めるのです。