本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一14:1~5」
異言を語る者が自分を造り上げるのに対して、預言する者は教会を造り上げます。
(コリントの信徒への手紙一14章4節)
昨日の箇所でパウロは、霊的な賜物である預言・異言・知識は愛という最高の賜物と違い、やがて廃れていくのだと語ります。コリントの人たちは、「熱狂主義」と呼ばれる人たちの行為についてパウロに質問していました。
彼らの中には、預言や異言を語っていた人たちがいました。「預言」とは未来の予告である「予言」とは違い、神さまの言葉を預かるという意味があります。聖書の言葉などを説き明かして、神さまの思いを人に伝えるのです。
それに対して「異言」は、周りの人には理解できない言葉を語る、神さまへの語りです。それは自分のためだけのもので、教会のためにはならないとパウロは指摘します。わたしたちの信仰は、周りの人たちと共有しながら強められていくのです。