本日の通読箇所「詩編69:14~19」
泥沼にはまり込んだままにならないように わたしを助け出してください。わたしを憎む者から 大水の深い底から助け出してください
(詩編69編15節)
作者は「御顔をわたしに向けてください」と祈ります。旧約の時代、神さまの顔を見てしまうと死んでしまうと思われていました。神さまのみ使いや天使であっても、同じだと考えられていました。
しかし顔と顔を合わさないまでも、神さま、こちらを向いてくださいよというのが彼の祈りなのでしょう。以前、ある修養会で、イエス様のまなざしについてイメージの分かち合いをしたことがあります。
弟子として漁師を招かれたとき、べトロに「退けサタン」と言われたとき、ゲツセマネの園で眠る弟子たちを見るまなざし、そして三度イエス様を知らないと言ったペトロを見る目。御顔を向けたイエス様は、どのようなまなざしで彼らを見ていたのでしょうか。