日ごとの聖書(6月11日)

本日の通読箇所「詩編69:20~29」

人はわたしに苦いものを食べさせようとし 渇くわたしに酢を飲ませようとします。

(詩編69編22節)

エレミヤ書8章14節に、このような言葉があります。「何のために我々は座っているのか。集まって、城塞に逃れ、黙ってそこにいよう。我々の神、主が我々を黙らせ 毒の水を飲ませられる。我々が主に罪を犯したからだ」。

22節の「苦いもの」や「酢」は、激しい痛みや苦しみを与えるものです。この場面では主ではなく人によって、そのような目に遭っているのだと作者は訴えます。この作者もまた、打たれているのです。

そして作者は、敵対する人に対する“裁き”を神さまに訴えます。「命の書」とは、この地上に誕生したすべての人の名が書き記されたものです。そこから抹殺(抹消)されるということは、永遠の命をはく奪されるということです。とても厳しいですね。