日ごとの聖書(10月5日)

本日の通読箇所「出エジプト記21:33~37」

人が牛あるいは羊を盗んで、これを屠るか、売るかしたならば、牛一頭の代償として牛五頭、羊一匹の代償として羊四匹で償わねばならない。

(出エジプト記21章37節)

イスラエルの人々にとって、家畜は大切な財産でした。そのためその財産をきちんと守ることも、法律で明確にしておく必要がありました。ただそこに書いてある例は、わたしたちの感覚からいうと不思議な物が多いですが。

自分の所有する牛に、突き癖があるかどうかを知っておくことは、とても重要だったようです。大型犬を飼う場合も、その犬が噛むことが予想されているのに放し飼いにしていたら怒られるのと変わりません。

そして盗みに対しては、かなり厳しいペナルティーが科せられます。牛を1頭盗んだら5頭の牛、羊を1匹盗んだら4匹の羊が賠償として必要になります。「盗みは絶対に許されない」という強いメッセージのようです。