日ごとの聖書(3月 1日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書16:13~20」

イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」

(マタイによる福音書16章15節)

イエス様はわたしたちに、「あなたはわたしを何者だと言うのか」と問われます。人のうわさや評価は関係ないのです。「あなたはどう言うのか」、それが大切なことです。

マタイのこの箇所にだけ、ペトロがイエス様から「天の国の鍵」を授けられる描写が載せられています。(マルコ・ルカの並行箇所にはありません)。このことからペトロは、初代教会の指導者とされました。

この「鍵」は、原語のギリシア語では複数形になっています。ペトロだけが持つ唯一の鍵ではなく、たくさんの人に受け渡していくみんなの鍵です。わたしたちにもきっと、この鍵は受け継がれているのでしょう。