日ごとの聖書(1月21日)

本日の通読箇所「使徒言行録5:1~6」

この言葉を聞くと、アナニアは倒れて息が絶えた。そのことを耳にした人々は皆、非常に恐れた。

(使徒言行録5章5節)

アナニアとサフィラの物語は、わたしたちに複雑な感情を抱かせます。アナニアは土地を売りますが、代金の一部は自分のために取っておき、その残りを使徒たちの足元に置きました。そのことは妻のサフィラも相談を受け、知っていました。

わたしたちの感覚だと、自分の財産の一部を提供しただけでも素晴らしいことのように思います。財産を自分だけのものにして、何もささげなかった人も、きっといたのではないかと思うからです。

しかしペトロは、アナニアの罪を指摘しました。その罪とは、神さまを欺いたということです。人間の前ではともかく、神さまの前には正しくあるように。それがペトロの思いでした。その言葉を聞いたときに、アナニアの息は絶えました。