本日の通読箇所「詩編42:6~12」
わたしの岩、わたしの神に言おう。「なぜ、わたしをお忘れになったのか。なぜ、わたしは敵に虐げられ 嘆きつつ歩くのか。」
(詩編42編10節)
大斎節によく歌われる聖歌に、125番があります。「すべてを尽くして 罪に立ち向かえ われらを支える 力はキリスト」という歌です。昨日の箇所で書いたように、わたしたちの魂は神さまなしには生き続けられません。
この詩編は神殿のないところに追放され神さまから遠ざけられた人びとが、シオンの丘で主を賛美することを望みながら歌ったものだと言われます。「激流」、「深淵」、「波」といった耐えがたい困難の中で、祈った歌です。
その中で「なぜうなだれるのか、わたしの魂よ」と自分を励ましつつ、心を神さまに向けるのです。神さまはわたしたちの魂を、ご自分に向かうように造られました。だからわたしたちの魂は、神さまを慕い求めるのではないでしょうか。