日ごとの聖書(1月20日)

本日の通読箇所「使徒言行録4:32~37」

信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。

(使徒言行録4章32節)

聖公会では聖餐式の中で、奉献の中で信施(献金)を集めます。その際に司祭は「全能の父なる神よ、この「信施」供え物を受け、主のみ業のために用いてください」と祈ります。

そして会衆は、「すべてのものは主の賜物。わたしたちは主から受けて主に献げたのです アーメン」と応えます。すべてのものは神さまから頂いたものであり、その中の一部をお返しするのだということです。

初代教会においても、「すべてのものは主の賜物」という考えが大事にされていたのでしょう。そしてその「すべて」に入るのは、財産や土地、お金だけではありません。わたしたち一人ひとりも神さまのものです。その賜物も働きも、みんなで用いていくことが大事なのです。