本日の通読箇所「詩編44:10~17」
御自分の民を、僅かの値で売り渡し その価を高くしようともなさいませんでした。
(詩編44編13節)
次に作者は、現在の状況について語っていきます。昨日の箇所でも触れましたが、この詩編は「救いを求める共同体の祈り」です。自分たちの国が置かれている状況について、神さまに祈っていきます。
ユダヤ人は歴史的に、幾度となく迫害されてきました。たとえば旧約聖書続編のマカバイ記を読んでみても、その迫害の様子が詳しく書かれています。この詩に書かれている状況も、散々なものでした。
「あなたは我らを見放されました」という言葉は、国全体の悲しみをあらわしています。自分たちに向けられている敵意を、あたかも神さまによって与えられた試練だと捉えているようです。この考え方が旧約聖書の根底には流れていることにも心を留めましょう。




