日ごとの聖書(2月19日)

本日の通読箇所「使徒言行録9:36~43」

ペトロが皆を外に出し、ひざまずいて祈り、遺体に向かって、「タビタ、起きなさい」と言うと、彼女は目を開き、ペトロを見て起き上がった。

(使徒言行録9章40節)

ペトロの「奇跡物語」が続きます。ペトロはヤッファのタビタという女性の元に呼ばれて行きます。彼女は数々の善い行いや施しをしていた人物でした。彼女がどれほど人のために奉仕してきたかは、やもめたちの姿を見ればわかります。

ペトロは祈り、「タビタ、起きなさい」と言います。この場面は、イエス様がヤイロの娘に対して「娘よ、起きなさい」と呼びかけられた(ルカによる福音書8章54節)と重なって聞こえます。

つまり聖書が伝えたかったのは、ペトロが奇跡行為者になったということではなく、イエス様の業が弟子たちによって継続されたということなのではないでしょうか。あくまでも人々の間で働かれるのは、イエス様だということなのです。