日ごとの聖書(7月 24日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書7:1~10」

そこで、イエスは一緒に出かけられた。ところが、その家からほど遠からぬ所まで来たとき、百人隊長は友達を使いにやって言わせた。「主よ、御足労には及びません。わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。

(ルカによる福音書7章6節)

ルカによる福音書は、異邦人(ユダヤ人以外の人)が多くいる共同体の中で書かれたと考えられています。今日の箇所に出てくる百人隊長は異邦人でした。

彼は異邦人でありながらユダヤ人のために会堂を建て、ユダヤ人を愛していました。その思いがユダヤ人の長老たちを動かし、イエス様をも動かしました。しかしイエス様に出会った百人隊長は、言葉だけを求めました。

神さまを畏れ、そして信じる。異邦人である百人隊長のこの信仰に対し、イエス様は感心します。原文では「驚嘆し」という言葉です。この百人隊長の姿こそ、わたしたちの信仰のお手本となるのではないでしょうか。