日ごとの聖書(2月4日)

本日の通読箇所「使徒言行録7:44~50」

けれども、いと高き方は人の手で造ったようなものにはお住みになりません。これは、預言者も言っているとおりです。

(使徒言行録7章48節)

イスラエルの人々は、エルサレム神殿を大切にしていました。その神殿を最初に建てたのは、ソロモンでした。ソロモンの父ダビデはイスラエルの偉大な王でしたが、神殿を建てることはできませんでした。

神殿が出来る前は、イスラエルの人々は神さまに命じられて幕屋を造り、そこで神さまを賛美していました。しかしステファノは預言者の言葉を引き合いに出して、このように語ります。「神さまは人の手で造ったものにはお住みにならない」と。

神殿は、人が造ったものにすぎません。このステファノの言葉は、わたしたちにも響きます。建物としての教会を大切にすることは、確かに大事なことです。しかしそこだけに神さまが住んでいるわけではないということも、覚えておきたいものです。