本日の通読箇所「使徒言行録7:36~43」
この人がエジプトの地でも紅海でも、また四十年の間、荒れ野でも、不思議な業としるしを行って人々を導き出しました。
(使徒言行録7章36節)
モーセはエジプトを出る際、ファラオとエジプトに「十の災い」をもたらしました。そのたびに神さまはファラオの心を頑なにします。それはこれらの出来事によって、主の栄光があらわされるためだという説明がありました。
しかしステファノは、これらの一つ一つの出来事には触れません。エジプト中の初子が打たれたことや、紅海が二つに割れてエジプトの軍隊が海の底に沈んでしまったことなど、語る内容はいろいろあったと思います。
しかしここでステファノが語ったのは、イスラエルの人々の不平不満についてでした。さらにアロンに金の子牛の像を造らせ、いけにえを献げたことを語ります。そのことが、バビロン捕囚へと続いていったことも合わせて語るのです。