日ごとの聖書(1月 15日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書5:38~42」

しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。

(マタイによる福音書5章39節)

「目には目を、歯には歯を」という言葉は、聞きようによっては随分厳しく感じるかもしれません。「やられた分だけやり返せ!」、そのようにも聞こえます。

しかしこの言葉には、「やられた以上の仕返しをするな」という意味があります。暴力の連鎖の中で、被害が増大することを防ぐ役割があったと言われています。

ところがイエス様は、「手向かうな」どころか、「右の頬を打たれたら、左の頬を向けろ」とまで言われます。すべての連鎖を、ここで断ち切りなさいという意味なのでしょうか。それともすべてのことは神さまに委ねなさいということなのでしょうか。