日ごとの聖書(7月 2日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書1:67~80」

父ザカリアは聖霊に満たされ、こう預言した。

(ルカによる福音書1章67節)

「その名はヨハネ」と書き記したザカリアの口は、神さまによって開かれました。ザカリアは疑う者から、信じ賛美する者へと変えられたのです。この箇所を新共同訳聖書は「ザカリアの預言」と書いていますが、「ザカリアの賛歌」と解釈した方がよいでしょう。

ザカリアが洗礼者ヨハネの誕生予告を受けてから誕生するまで、およそ10ヶ月にわたる沈黙の期間がありました。神さまの計画を聞きながら受け入れることができなかった自分に対する深い後悔もあったことでしょう。

しかしこの賛歌を聞くと、ザカリアの心には後悔だけではなく喜びも満ち溢れていたように思います。エリサベトをはじめ他の人との会話がない分、ザカリアは神さまに語り掛けられ、その思いに気づくことができたのではないでしょうか。