日ごとの聖書(7月 1日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書1:57~66」

父親は字を書く板を出させて、「この子の名はヨハネ」と書いたので、人々は皆驚いた。

(ルカによる福音書1章63節)

高齢の妻エリサベトに子どもが生まれるという主の天使の言葉を信じることができなかったザカリアは、口が利けなくなっていました。近所の人々や親類が手振りで話しかけているところをみると、耳も聞こえなくなっていたことがわかります。

この当時、生まれてきた子どもには祖父の名前などを付けることが一般的でした。ただし父親の名前をそのまま付けるのは稀で、「ティマイの子、バルティマイ」(バルは息子の意味)といったつけ方もあったようです。

しかしヨハネは違いました。彼の名は主の天使によって定められていました。つまり神さまの思いがその名前に込められたのです。ヨハネとは、「神さまは恵み深い」という意味です。彼はイエス様の道備えをする者として、イエス様の半年前に生まれました。