日ごとの聖書(7月 20日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書6:17~26」

イエスは彼らと一緒に山から下りて、平らな所にお立ちになった。大勢の弟子とおびただしい民衆が、ユダヤ全土とエルサレムから、また、ティルスやシドンの海岸地方から、イエスの教えを聞くため、また病気をいやしていただくために来ていた。汚れた霊に悩まされていた人々もいやしていただいた。

(ルカによる福音書6章17~18節)

イエス様は12人を使徒として選んだあと、山を下ります。そこでは多くの人たちがイエス様を待っていました。イエス様は彼らをいやし、6章の終わりまで続く長い説教を語られます。

マタイ5~7章の山上の説教と内容が似ているものの、ルカでは山を下りているので「平地の説教」と呼ばれます。単に場所の違いではなく、ここには大きな意味があります。それはほとんどの人は自力で山を上ることが出来なかったということです。

神さまのみ恵みが自分の元にくるのを、ただただひたすら待つ。それしか出来ない多くの人に、イエス様は関わられたのです。イエス様が語られたことは、「逆転」が起こるということでした。幸いと災いとが、神の国では逆転するのです。