本日の通読箇所「ルカによる福音書22:24~34」
しかし、わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。
(ルカによる福音書22章32節)
「一番偉い人は誰だろう」、弟子たちはいつも、このことに関心を持っていたようです。「主の晩餐」でイエス様と共に食卓を囲んだすぐあとにも、この議論は続きます。イエス様はそれでも弟子たちを見捨てず、何度も「仕える者となれ」と語ります。
イエス様はシモン・ペトロを、弟子の中でも特別視していたのでしょうか。イエス様はシモン・ペトロに「立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやれ」と命じます。「立ち直る」ということは、彼は一度、イエス様から離れてしまうことを意味します。
しかしその事実と共に、「あなたのために祈った」と語るイエス様の言葉が響きます。わたしたちの信仰も弱いものです。しかしその信仰が無くならず、強められるようにと祈るイエス様の姿を覚えたいと思います。