日ごとの聖書(11月 22日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書10:1~6」

門番は羊飼いには門を開き、羊はその声を聞き分ける。羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。

(ヨハネによる福音書10章3節)

聖書には羊飼いと羊の話がよく出てきます。旧約に出てくるダビデは羊飼いでしたし、イエス様の誕生を真っ先に知らされたのも羊飼いでした。また「見失った羊のたとえ」という話も収められています。

羊という動物は、外敵に対して非常に弱いそうです。移動するのも遅いし、臆病で目もよく見えないそうです。しかも野獣や強盗などの外敵が多く、囲いの中で休み、羊飼いに導いてもらわないとすぐに殺されてしまうのです。

だから、自分の弱さを知っている羊は、自分の羊飼いの声を聞き分けるのです。自分の力で歩くことができないことを、分かっているからです。わたしたちはどうでしょう。自分の弱さに気づいているでしょうか。自分の羊飼いの声に耳を傾けていますか。