日ごとの聖書(1月1日)

本日の通読箇所「創世記1:1~5」

神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。

(創世記1章3節)

聖書は、創世記からスタートします。そしてその最初には、天地創造の物語が載せられています。神さまがどのように世界をつくられたのかが書かれているのですが、これは科学的・歴史的な出来事というよりも、神さまが人間とどのように関わろうとされているのかということでしょう。

神さまは最初に、「光あれ」と言われました。「無」から何かをつくられたのではなく、混沌とした地の闇の中に、光をつくられたのです。太陽や月がつくられるのは、これよりも後のことです。ということは、この光は日光などではなく、神さまからの光ということです。

「夕べがあり、朝があった」と書いてある通り、ユダヤでは一日の始まりは日没です。暗闇を経て、朝が訪れる。それも神さまの光がわたしたちを包み込むのだということを、心に覚えましょう。その光を、神さまは良しとされるのです。