本日の通読箇所「創世記2:18~25」
主なる神は言われた。「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」
(創世記2章18節)
神さまは人に、「助ける者」を与えようとされます。ただしこの「助ける者」とは、助手や召使い、奴隷などではなく、「お互いに助け合う対等な関係」を示しているようです。神さまはそのような存在を、まず家畜、空の鳥、野の獣の中に見出そうとされます。
しかしその中に、ふさわしい助け手は見つけられませんでした。そこで神さまは人を眠らせ、あばら骨を一本取り、「女」をつくり上げます。ただしこれは、「男」の優位性を示しているのではありません。
聖婚式の中に、「誓約」(祈祷書309頁)というところがあります。この中で夫も妻も、「あなたを愛し、あなたを敬い、あなたに仕え、あなたとともに生涯を送ります」と同じ言葉で約束します。「二人が一体なので、二人はお互いに助け手となる」、それが大事なのです。