日ごとの聖書(6月1日)

本日の通読箇所「創世記38:1~11」

彼のしたことは主の意に反することであったので、彼もまた殺された。

(創世記38章10節)

ヨセフがエジプトに連れて行かれた後、38章にはまったく別の物語が入ります。ヤコブとレアの間に生まれた4番目の息子、ユダのお話しです。ただし39節以降の物語とは、時間的なつながりがおかしくなっています。この物語は後から挿入されたのでしょう。

ユダの長男エルは妻タマルを迎えましたが、彼は主の目に悪とされたので、子どもを設けないまま主によって殺されてしまいました。なぜ殺されたのかということはさておき、このような場合、子孫を残すために弟オナンが兄嫁をめとる必要がありました。(レビラート婚)

その場合子どもが生まれても、財産は弟ではなく生まれた子どものものとなります。そのためオナンは子孫を残さないようにし、結果、主に殺されてしまいます。ユダには三番目の息子シェラがいましたが、成人していないという理由でタマルをめとらせませんでした。