日ごとの聖書(2月3日)

本日の通読箇所「創世記9:8~17」

すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。

(創世記9章13節)

神さまは、契約を立てます。その契約の相手はノアとその家族だけではなく、すべての子孫、そしてすべての生き物も含まれます。つまり神さまは、今これを読んでいるわたしたちとの間にも、契約を結ばれたということになります。

この契約は、「片務契約」と呼ばれます。一般社会の契約は「双務契約」と呼ばれ、甲と乙、どちらとも義務を遂行しなければなりません。それに対して「片務契約」は、どちらか片方だけが一方的に約束を守るという契約です。

神さまの決意は、「これから先、滅ぼさない」というものです。どれだけわたしたちが神さまに背いても、そのように約束してくださいました。虹は空に向けた弓のようにも見えます。神さまが約束を破ったら、ご自分に向けて矢を放つという決意とも取れます。