日ごとの聖書(10月20日)

本日の通読箇所「出エジプト記24:9~11」

神はイスラエルの民の代表者たちに向かって手を伸ばされなかったので、彼らは神を見て、食べ、また飲んだ。

(出エジプト記24章11節)

当時、神(または天使などの神的存在)を見たら死ぬ、と言われていました。これまでも神さまはモーセとだけ語り、モーセが民に神さまの言葉を伝えていくという図式が成り立っていました。

ところがこの場面では、モーセだけでなくアロン、ナダブ、アビフ、イスラエルの70人の長老たちがみな神さまの元に登って行きました。その足元にはサファイア(新しい聖書では「ラピスラズリ」)の敷石のようなものが敷き詰められていたそうです。

そして彼らは、神さまの目の前で会食をしたそうです。この描写は、旧約聖書の中ではとても珍しいものです。しかしイエス様は、罪人や徴税人も含めたあらゆる人と食卓を共にしました。そして今、聖餐式の中で、共に食卓を囲んでくださっています。