日ごとの聖書(11月21日)

本日の通読箇所「出エジプト記31:12~15」

六日の間は仕事をすることができるが、七日目は、主の聖なる、最も厳かな安息日である。だれでも安息日に仕事をする者は必ず死刑に処せられる。

(出エジプト記31章15節)

十戒の中にあった「安息日」について、神さまは改めて命じます。20章8節以下には「どのような仕事もしてはならない。あなたも、息子も娘も、男女の奴隷も、家畜も、町の中にいるあなたの寄留者も同様である」と書かれていました。

そこでは、奴隷も家畜も労働から離れることができる日があるということを、神さまの恵みとして感じることができました。しかし今回の記述では、「必ず死ななければならない」という言葉が強く響きます。

イエス様の時代のファリサイ派や律法学者も、この「禁止」という側面を強く意識して民を指導していたようです。もともと「恵み」の律法が、「拘束する」ものに変わっていくのです。教会の教えの中にも、そのように変質してしまったものはないでしょうか。