日ごとの聖書(1月2日)

本日の通読箇所「詩編2:1~6」

なにゆえ、地上の王は構え、支配者は結束して 主に逆らい、主の油注がれた方に逆らうのか

(詩編2編2節)

「王であるメシアの支配」:この詩は王詩編と呼ばれるもので、メシア(救い主)とはどういう方を指すのかということを示しています。ちなみにこの詩は、王の即位式の際にも用いられていたと考えられています。

旧約の時代、イスラエルの王には即位のときに油が注がれました。またヘブライ語のメシア(ギリシア語ではキリスト)という言葉は、「油注がれた者」という意味を持ちます。主が油を注いだということが大切なのです。

ところが現代もそうですが、「地上の王」である権力者は、神さまを畏れることなく歩んでいるように思います。わたしたちは誰を畏れ、誰のみ心に従って歩んでいくべきか、この詩を通して考えていきたいと思います。