本日の通読箇所「詩編11編」
主は正しくいまし、恵みの業を愛し 御顔を心のまっすぐな人に向けてくださる。
(詩編11編7節)
「義人の主に対する不動の信頼」:神さまに対する個人的な信頼の歌です。社会の道徳的秩序がおかしくなっている中で、誰に信頼を置くのかということをこの詩はわたしたちにも問いかけてきます。
作者が6節に書く「杯」とは、神さまが定めたそれぞれの人の運命のことです。イエス様がゲツセマネの園で、「できることならこの杯を取り除いてください」と祈った場面が思い起こされます。
わたしたちの周りにも、不正や不法がはびこっています。その中でわたしたちは、どこに信頼を置くのか。安易に山に逃れてるのか、それとも主を避けどころとして立ち続けていくのか。わたしたちの信仰が問われているようにも思います。