本日の通読箇所「詩編21:1~8」
御救いによって王の栄光は大いなるものになる。あなたは彼に栄えと輝きを賜る。
(詩編21編6節)
「王のための感謝」:王の即位式に歌われた詩編です。イギリスのチャールズ国王は2022年に即位し、翌2023年に戴冠式にのぞみました。日本聖公会は英国国教会の流れを汲んでいますので、その式(礼拝)を身近に感じた方もおられたでしょう。
式の中で黄金の冠が王の頭に置かれます。ここで大切なことは、王のすべての権威は神さまにのみ由来するということです。王は自分の力ではなく、神さまの力にすべての信頼を置くのです。
その「神への全き信頼」を見て、人々は神さまを褒めたたえるのです。王も国も、神さまの慈しみに支えられて初めて、正しい方向に進むことができる。その関係をしっかりと心に留めて歩むこと。国の為政者だけでなく、わたしたちも覚えておきたいところです。