日ごとの聖書(8月 27日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書13:6~17」

園丁は答えた。「御主人様、今年もこのままにしておいてください。木の周りを掘って、肥やしをやってみます。」

(ルカによる福音書13章8節)

聖書の中でイスラエルの人々は、ぶどうやいちじくにたとえられることがあります。人々が神さまに喜ばれるようになることを「豊かな実をつける」と言いますが、そうでない場合は「斧は木の根元に置かれる」というのです。

今日の箇所のたとえの中で、主人は園丁に、いちじくの木を切り倒してしまえと命じます。ところが園丁は、木の周りを掘って肥やしをやるので、そのままにして欲しいと願います。この園丁は、わたしたちが実を結ぶのを辛抱強く待ち続けるイエス様の姿です。

次の年、いちじくの木が実を結ばなかったら、どうなるのでしょう。「去年約束しただろう。もう無理だ。切り倒してしまえ」という主人に対し、同じやり取りがなされるように思うのは、わたしだけでしょうか。