日ごとの聖書(6月13日)

本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙2:12~16」

たとえ律法を持たない異邦人も、律法の命じるところを自然に行えば、律法を持たなくとも、自分自身が律法なのです。

(ローマの信徒への手紙2章14節)

現代のキリスト教会では、十戒を唱えることはあってもそれを本当に実行できているかどうかチェックをしたりしません。またレビ記を読んで、同じようにいけにえを献げることもないでしょう。

では律法とは、一体何なのでしょうか。神さまによる不変の定めというものなのでしょうか。しかしこの手紙が書かれた時代には、人間が律法に枝葉をつけた結果、とてもややこしくなっていたことでしょう。

祈祷書の教会問答には、「あなたはこの戒めを、人の力で守られると思いますか」という問いがあります。その答は、「人の力だけでは守られません。神の助けが必要です」です。そのことをいつも心に留めることが大切なのではないでしょうか。