日ごとの聖書(8月 13日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書10:25~37」

律法の専門家は言った。「その人を助けた人です。」そこで、イエスは言われた。「行って、あなたも同じようにしなさい。」

(ルカによる福音書10章37節)

「わたしの隣人とは誰ですか」、この律法の専門家の質問には、自分の愛の対象者を限定したいという思いがあるようです。ユダヤ人は自分たちの「聖(きよ)さ」を守るために、罪人、徴税人、娼婦、そしてサマリア人などとは一切交際しませんでした。

しかしイエス様が語られた「善きサマリア人」の物語では、強盗に襲われたユダヤ人に手を差し伸べたのは、神殿で礼拝を司る祭司やレビ人ではありませんでした。普段から敵対し、憎み合っていたはずのサマリア人が介抱し、彼の隣人になったのです。

イエス様は、「行って、あなたも同じようにしなさい」と命じられます。思い浮かべてみましょう。あなたが普段関わりたくない人。避けたい人。考えが全く違う人。嫌いな人。消えて欲しい人、そのような人たちを、隣人として受け入れることができますか。