コヘレトの言葉 11章
11:1「あなたのパンを水に浮かべて流すがよい。月日がたってから、それを見いだすだろう。」
これは海上貿易を念頭に置いていると言われる。海の嵐による遭難で食物輸送がむだになることもあった。しかしそれでも、海上の人、海の向こうの人に食糧を提供すべきだ。
「商人の船のように/遠くからパンを運んで来る。」箴言31:14
よい業を積極的になせ。たとえそれがむだに終わるように見えたとしても失望するな。年月の後に、意外な仕方でそれが実を結ぶことがあるのに気づくだろう。
ここでコヘレトは、この書物が与える虚無的な印象とは正反対の、積極的な行動を呼びかけている。
11:6「朝、種を蒔け、夜にも手を休めるな。実を結ぶのはあれかこれか/それとも両方なのか、わからないのだから。」
結果を心配せず、熱心によいことをやり続けよう。
コヘレトの言葉 6第 8~10章 9月25日
「8:8 人は霊を支配できない。霊を押しとどめることはできない。死の日を支配することもできない。」
霊は人の中心に宿り、人を動かすもの。神の霊が宿ればわたしたちは神の思いを与えられ、神の業をなす。悪しき霊に支配されれば、悪しき思いを抱き、私たちの言動は悪くなる。 わたしたちは生まれた時に霊を受けるが、洗礼と堅信に置いて決定的に聖霊を受け、また信仰の生活の中で聖霊に生かされる。聖霊を求めることは大切な祈り。