日ごとの聖書(12月 6日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書13:1~20」

ところで、主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない。

(ヨハネによる福音書13章14節)

聖公会では復活日の前の木曜日を「聖木曜日」と呼び、洗足式や聖餐制定日の礼拝をおこなうことがあります。わたしは二度ほど「洗足式」に参加したことがありますが、そのときにいろんなことを感じました。

当時のユダヤでは、「足を洗う」ことは奴隷がする仕事でした。道路が舗装されているわけではなく、ぬかるみや動物の排泄物なども普通にあったことでしょう。そのような中を歩き回った足を洗うことは、何を意味していたのでしょうか。

足を洗うためには、その人の前にひざまずかなければなりません。わたしも洗足を体験したときに、牧師先生が自分の前に膝をついたのを見て驚きました。同じようにあなたたちもしなさいと、イエス様は命じられているのです。