日ごとの聖書(8月9日)

本日の通読箇所「出エジプト記6:1~9」

そして、わたしはあなたたちをわたしの民とし、わたしはあなたたちの神となる。あなたたちはこうして、わたしがあなたたちの神、主であり、あなたたちをエジプトの重労働の下から導き出すことを知る。

(出エジプト記6章7節)

神さまはモーセに、自分はアブラハム、イサク、ヤコブの神であり、イスラエルの人々の呻き声を聞いて自分の契約を思い出したと語ります。その契約とは、「わたしはあなたたちをわたしの民とし、わたしはあなたたちの神となる」というものです。

「民とし、神となる」というお互いの関係を明らかにしているこの契約は、「双務契約」と呼ばれます。イスラエルの人々にはこの後、「十戒」という掟が与えられます。それを守ることで、「神の民」となるのです。

モーセは神さまが語ったこれらの言葉を、イスラエルの人々に伝えます。しかし彼らは、聞く耳を持ちませんでした。厳しい重労働のために意欲を失ってしまっていたのです。