本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一3:18~23」
だれも自分を欺いてはなりません。もし、あなたがたのだれかが、自分はこの世で知恵のある者だと考えているなら、本当に知恵のある者となるために愚かな者になりなさい。
(コリントの信徒への手紙一3章18節)
「あなたは愚か者になりなさい」と言われると、わたしたちはどう感じるでしょうか。「愚か者」と日本語で言うととてもマイナスなイメージがありますが、「自分の知恵を持たない者」と解することもできます。
自分の知恵に頼らずに、神さまの知恵にのみすべてを委ねなさい。それがパウロの言いたいことであり、「だれも人間を誇ってはなりません」という言葉にもつながっていくことです。
「わたしは自分の力では何もできない」、それは無力なのではなく、そのことにおいて本当に神さまを信頼し、委ねることができる素晴らしいことなのです。自分を誇ってはいないでしょうか、いつも心に留めておきましょう。