本日の通読箇所「詩編7:1~6」
わたしの神、主よ、あなたを避けどころとします。わたしを助け、追い迫る者から救ってください。
(詩編7編2節)
「審判者なる主への訴え」:嘆きの詩です。新共同訳聖書1節の「シガヨン」という言葉は嘆きをあらわしていますが、具体的な意味は分かりません。ダビデが敵からの解放を求めて歌った詩だとされています。
冒頭に「クシュのことについて」とあります。クシュという人名はサムエル記下18章21節に出てきますが、彼はベニヤミン人ではなくエチオピア人でなので別人です。ベニヤミン人として思い出されるのは、ダビデの前の王サウルです。
彼はダビデを追い回し、その命を狙っていきました。その「敵」から逃れるために、ダビデは祈ります。ただし、もし自分に不正があったためにこのような事態を引き起こしたのであれば、わたしはどうなってもよいとも付け加えます。すごい祈りだと思います。