本日の通読箇所「詩編6:7~11」
苦悩にわたしの目は衰えて行き わたしを苦しめる者のゆえに 老いてしまいました。
(詩編6編8節)
詩編6編の最初に「第八調」と書かれています。これは、1オクターブ下げて歌いなさいということです。つまり悲しみを現わすために、低い声(低音)で歌いなさいという指示だそうです。
「わたしは嘆き疲れました。夜ごと涙は床に溢れ、寝床は漂うほどです」と作者は嘆きます。そして「悪を行う者よ、皆わたしを離れよ」と叫ぶのです。ただこの悪は、罪を犯す自分自身のこと(心)なのかもしれません。
そして作者は、主がその声を聞き、受け入れて下さるという確信を持ちます。この確信は、わたしたちの祈りにおいても大事なものです。「神さまは必ずわたしの願いを聞いてくださる」、その思いを持ちながら、毎日祈っていきたいものです。